「フィンランド・デザイン展」

ご近所の美術館へ北欧のデザインを観に!

ご近所なのに開催を知ったのは、美術展コミュでした。

平日なのに、結構な人。(写真は閉館間際まで粘っていたので人がいませんが)

トーベ・ヤンソンムーミンの原画、はじめてみましたが、さらさらっとペンで描いたイラストがどれもおしゃれ。アニメのムーミンよりスマートでアート的でした。額にいれて部屋に飾っても違和感ない感じです。

マリメッコイッタラのデザイン画や、壁一面のマリメッコのテキスタイル、フロアにおかれた鮮やかな色彩の動物のオブジェや椅子。

長く寒い冬を快適に過ごすために、明るく大胆なデザインが多いのでしょうね。ワクワクしました。

いま出回っているムーミングッズのデザインは、トーベ・ヤンソンの原画ではなくて、ムーミンファンのデザイナーによるものだとはじめて知りました。

この展覧会で一番素敵だったのは、エントランス。この展覧会のために全面的にコラボして、鮮やかなラグのうえに、北欧家具がおかれ、実際に座ることができるんです!

有名(とはじめて知りましたが)な、球体の椅子、ボールチェアは、中にクッションがおかれ、座るとお母さんのお腹に戻ったようななんともいえない安心感でした。これがうちにあってここで、本を読んだりうたたねできたら最高だなあ

木でできたシンプルなデザインの椅子も、一度座ると立ちたくなくなるほど座り心地がよくて!

光るムーミンのあかりも癒されます。

流れる環境音楽?と、フィンランドの自然や生活の映像に触れながら、体にしっくり馴染む椅子に座ってると、帰りたくなくなりましたね。笑

同じようにうっとり椅子に座ったまま動かない人たちを見ていたら、「あー、わたしたち日本人、せわしなくて忙しくて他人の目を気にして一生働いて楽しむことに禁欲的でなんか可愛そうだよなあ」、と変な感慨に浸りました…。

ミュージアムショップのスタッフが揃いの赤いマリメッコのエプロンしてたのも可愛かったです。

ムーミン好きの娘にクッキーと自転車の反射グッズを買いました。

木と金属でできたかっこいいアクセサリーやマリメッコの可愛い手提げなどが色々あったのですが、気軽に買えるお値段ではなかったので、自分には以前からほしかったカップを。(このカップと木のイヤリングが同じくらいの価格でした。なんであんなに高いのかしら?)

会期中もう一度あの椅子に座りにいこうかと思います。